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スタッフのひとりごと

ペットの災害対策のおはなし

ペットの災害対策のおはなしこのたびの東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。被災地の皆様の安全と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。今回の未曾有の大震災を受けて、災害時にペットの避難をどうしたらよいか不安な方も多いと思います。阪神・淡路大震災ではペットを避難所に一緒に連れて行ったり、車の中で一緒に生活したりする姿が多く見られました。自治体によってはペットの避難場所の確保を行っているところもありますがまだペットの事まで手が回らない所がほとんどです。人命第一を考えるとやむを得ないことだと思いますのでペットの事は人任せにせず飼い主さん自身でしっかり準備することが大切です。避難所や知り合いの家にお世話になる場合でも自宅で待機する場合でも以下のものはしっかり準備しておき、いざという時に持ち出せるように準備しましょう。

避難時に必要な物

1、フードと水、割れない食器類 フードは最低でも1週間分は用意しておきましょう。被災地でペットの食事まで手が回るのはかなり時間がかかります。未開封の1~3kg袋とペットボトルの水、ステンレスやプラスチックの皿を準備しましょう。季節や個体差がありますが水は一日で体重1kg当たり50-100ml(5kgの子で250-500ml)を想定して準備しましょう。
2、キャリーバックまたは組立ゲージ、丈夫な首輪とリード 猫や小型犬はキャリーで移動しましょう。大型犬はがれきなどで足の裏をケガしないように犬用の靴を準備しておくとよいでしょう。またパニックで逃げ出さないように丈夫な首輪とリードを日頃から用意しておきましょう。また猫は避難所等ではつなぐことが出来ませんのである程度の大きさの組立ゲージで世話をする必要があります。
3、各種予防証明書
(狂犬病、混合ワクチン、ノミ予防など)
避難所にペットを連れていく際には大勢の人が集まるため各種予防がしてあるか聞かれることがあるかもしれません。りか動物病院では以下の予防証明書を発行していますので大切に保管し、いざという時のために避難袋にしまっておくとよいでしょう。
1、狂犬病予防接種証明書
2、混合ワクチン接種証明書
3、ノミ・マダニ駆除剤処方証明書
4、フィラリア予防薬処方証明書
4、常備薬や療法食 インスリンや心臓の薬など日頃飲んでいるものを小分けで避難袋に入れておくかすぐに取り出せるようにしておきましょう。
5、ペットシーツ、猫用トイレ、ウエットティッシュ、ビニール袋、新聞紙など 排泄も人が集まる場所では気にかかる問題です。ペットシーツやそれらをまとめるビニール製のゴミ袋、ティッシュ類も用意しておくとよいでしょう。また猫の場合は100円ショップ等で食器の水切りを用意しておきトイレ代わりにするとよいでしょう。(写真参照)

災害に備えて日頃から準備すべき事

1、迷子札、動物の写真など
(猫も名札代わりの首輪を用意しておきましょう)
最低でも飼い主さんの名前と電話番号を書いて外れないように首輪に付けておきましょう(鑑札も忘れずに!)。また迷子時に役に立つペットの写真や鑑札番号、病歴や飲んでいる薬品名なども紙に書きとめてあらかじめ避難袋に入れておくとよいでしょう。
2、しつけ 避難所などで他の人の迷惑にならないようにゲージに入る練習やマテの号令、無駄吠えしないトレーニングをしておくとよいでしょう。
3、知り合い、近所との連携 いざという時預かってもらったり、多頭飼いの場合には持ち物の分担を協力し合える人を作っておくと負担が少なくなります。
4、その他 介護が必要な子はマットやバスタオル、ケガをした時のための包帯やぬり薬、ブラシなどのお手入れ製品もあると便利でしょう。

 

☆簡易猫トイレの作り方
簡易猫トイレの作り方

 

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