うちの子が迷子になったらどうしたらいいの?
全国では毎年10万頭以上の犬が迷子になり自治体に保護されています。
うまく保護されて飼い主さんに巡り合えればいいですが、途中で交通事故に遭ってしまったり誰かが保護して届け出ないまま飼われてしまったり、病気や怪我で動けなくなり死んでしまうことも十分考えられます。
大切な「うちの子」の安全を守るのは飼い主さんの責任です。
迷子にさせないようにしっかり対策をとりましょう。
迷子になる原因と対策
犬の気持ちを尊重し理解し共に暮すための、すべての犬種に共通する10項です。
迷子になる原因 | 対策 |
雷や花火の音にびっくりして飛び出してしまった | 雷が鳴り始めたり花火大会の日は家の中にいれ、戸締りをしっかりする。外飼いの場合は首輪・リードが外れないようにする。 |
散歩中や旅行先で放したらいなくなってしまった | 外に出るときは絶対リードを外さない。「うちの子はリードがなくても大丈夫」は大きな間違いです。 |
ドアや窓、門の隙間から出て行ってしまった | 戸締りを家族全員で徹底する。避妊・去勢していない子は脱走や放浪癖がつきやすいので手術を行うもの一つの選択です。 |
知らない間に首輪が外れていた | 首輪やリードが緩んでいないか痛んでいないかこまめに点検する。 |
放し飼いにしていたら帰ってこなくなった (猫の場合) |
猫は完全室内飼いにする。 |
迷子札の重要性
動物は自分の住所や電話番号をいうことができません。もし迷子になっても迷子札が付いていれば見つけ出される可能性がぐんと高くなります。
- 迷子札をつけたり首輪に直接マジックで電話番号を書いておく。(外れたり消えていないか定期的に確認する)
- 鑑札や狂犬病注射済票を首輪に付ける。(市役所に犬の登録を行い、毎年狂犬病予防を行うと交付されます)
- マイクロチップを入れる。(世界共通で約30年間の耐用性があります。動物病院で入れることができます。)
迷子になったらどうしたらいいの?
- いなくなったらすぐに探し始める。(はじめの1-3日が勝負です)
迷子の犬は毎日移動して時間がたつほど遠くに行ってしまいます。大型犬などでは一日数十キロも移動してしまうこともあります。時間がたつほど探すエリアも広くなり交通事故に遭う危険性も高くなりますのですぐに探し始めましょう。猫は犬と違い怪我をして保護される以外は自治体に捕獲されることはありません。暗くて狭い所にじっとしていることが多いので縁の下や家の隙間、車庫の中など身を隠せるような場所を集中して探しましょう。 - 関係各所に連絡を入れましょう(動物愛護センター、警察、保健所、近くの交番、近くの動物病院、ご近所さん)
自治体に保護された動物の収容期間は3-7日です。いつも戻ってきていたからそのうち戻って来るだろうと思っているとせっかく自治体に保護されていたのに殺処分されてしまうことがあります。「探さないのは殺すことと同じ」という気持ちを持ってすぐに連絡を入れましょう。
この地域は東京都と神奈川県の境なので両方の自治体に連絡を入れましょう。
また連絡を入れた後に発見されたらその旨も報告しましょう。
おもな連絡先
●東京都動物愛護相談センター(多摩支所):042-581-7435
●川崎市動物愛護センター:044-766-2237
●稲城市保健センター:042-378-3421
●麻生区保健福祉センター:044-965-5163
●多摩区保健福祉センター:044-935-3306
●麻生警察署:044-951-0110
●多摩警察署:044-922-0110