老化のサイン気付いていますか?
老化は皆に平等に訪れ、止めることはできません。私も10代の写真を見返すと何の手入れもしていなかったのに肌にハリがあって「昔は若かったなぁ・・・」なんてため息が出てしまいます。
ペットも同様です。小型犬や猫は7歳くらいから、大型犬は5-6歳くらいから老化が始まると言われています。
今回は飼い主さんに気づいていただきたい老化のサインを書きたいと思います。
老化に伴う外観、行動の変化
- 顔に白髪が出てきた。
目や鼻や口の周りに白髪がでてきたり毛質の変化、薄毛、ツヤが悪く乾燥肌でふけっぽいなどの症状はみられませんか? - 目の奥が白っぽくなってきた。
白内障になると徐々に視力が低下し、暗い所で歩きたがらなくなったり、物にぶつかったりなどの症状が出てきます。 - 口が臭くなってきた。
この頃硬い物を食べなくなってきたり食欲が落ちていませんか?もしかしたら歯に大量の歯石が付いていたり、歯周病を起こしている可能性があります。 - イボやしこりが出てきた。
老化が進むと皮膚や体の中にできものができやすくなります。年をとったら定期的に体を触ることが大切です。 - 昔に比べて太ってきた、または痩せてきた。
年を取ると代謝が悪くなるために同じ量を食べていても太ってきたり、内臓の異常などから痩せてきたりします。 - 歩き方がトボトボしてきた、寝ていることが多くなった。
年齢に伴って関節炎が出てきたり、筋肉が衰えてくると歩き方が緩慢になったり、立っているだけなのに後ろ足がぶるぶる震えてきたりします。階段を登るのがおっくうになったり、高い所に登れなくなることで気がつくこともあります。 - 痴呆のような症状が出てきた。
呼んでも反応しない、無気力である、昼夜が逆転する、夜泣きするなどの症状が出てきた。
老いは防ぐことはできませんが早めに対処することによって悪化を防ぐことができます。中高齢になったら最低でも年に1回の健康診断を受け早期発見・早期治療を心掛けましょう。もし上のような症状に気がついたら一度当院にご相談ください。